kakeji’s diary

外資系企業に買収されるか、外人の役員に制圧されそうな会社で、日々静かにいろいろと思っています。誰に語るわけでもなくつづる独り言です。

多分、いつか気づける日が来るよ

本日もかなり暖かさを感じる日であった。空気の匂いも変わってきた。季節は確実に春に向かっている。

春の良さは大人になってから強く感じるようになった。何故だろう?確かに若い頃は別に何を感じることもなく過ぎていく季節であった。むしろ卒業など別れを感じる季節であったかもしれない。

 

そういえば、もう卒業旅行で海外などにも行けるようになったのだろうか?コロナの影響は無くなってきたのだろうか?

 

20数年前に私も友人と卒業旅行に行った。もちろん良い思い出であったが、実は私だけ友人よりも早く帰国した。理由は引越しの荷造りと荷出しの必要があったから。多分、今ではこんな会社ないだろう。入社前に赴任先が決まり、伝えられ、3月の段階で会社手配のトラックが荷物を取りにやってきた。後に先輩たちを驚かせるほどの少なすぎる荷物を預け、あっけなく作業は終わった。ちょっと変わった経験なので、この一連の事はよく覚えている。そしてもう一つ覚えているのが、この少ない荷造りをなぜか父親が積極的に手伝ってくれたことだ。割と放っておかれる事の多かった人生だったので、妙に記憶に残っている。

 

なんとなくこの「妙」が取れ、その思いを察する事のできる歳になった。もう答え合わせはできないけど、多分多くの親が感じる春の感情だったのだろう。今となって、やっとそんなことを考える。

 

コロナなどあり、なかなか思うようにいかないかもしれないが、若い人達には友人との思い出を沢山作って欲しい。そして親の気持ちは今はわからなくて良いので、元気に次のスタートの準備をして欲しい。多分それで良いと思う。